お子さんの言葉のことで、悩んではいませんか?
- 発語がない
- 何度伝えても伝わらない
- 言葉は話せるけれど、会話がかみ合わない
- たくさん話してくれるけれど、何を伝えたいのかわからない
「他の子と比べると、うちの子は言葉の成長がゆっくりなのかな…。」
そんなふうに不安になったことがある親御さんは、決して少なくありません。
不安になると、
「もっと教えなきゃ。」
「何とかしなきゃ。」
と、一生懸命になります。
「私の関わり方が悪かったのかな。」
「育て方が悪かったのかな。」
そんなふうに、自分を責めてしまう方もいるでしょう。
でも、言葉の理解が難しい背景には、教え方や育て方だけではなく、発達の進み方や認知の特性など、さまざまな要因が関係していることがわかっています。
だからこそ最初に大切なのは、
「どうしてできないの?」
「どうしたらわかるようになるの?」
ではなく、
「この子の発達は、今どのあたりまで育っているのだろう?」
という視点で、お子さんの今の状態を知ろうとすることです。
この記事では、言葉を理解しにくい理由と、ご家庭で今日からできる関わり方をご紹介します。
言葉には育つ順番があります
人は、生まれてすぐに話せるようになるわけではありません。
体を動かしたり、人と関わったり、さまざまな経験を積み重ねながら、少しずつ言葉も育っていきます。
お子さんによっては、この発達の土台がゆっくり育っていたり、まだ十分に育っていない部分があったりすることがあります。
すると、その影響が「言葉が理解しにくい」「言葉が育ちにくい」といった困りごととして表れることがあります。
だからこそ、言葉だけを見るのではなく、お子さんの発達全体を見ていくことが大切です。
まず大切なのは現状を把握すること
言葉が伝わらないと、
「なんでわからないんだろう?」
と思ってしまうことがあります。
でも、少し視点を変えて、
「どこまでなら理解できるんだろう?」
「どんな伝え方なら伝わるんだろう?」
と考えてみてください。
例えば、
- 一度にたくさん言われると混乱してしまう
- 長い説明は途中でわからなくなる
- 「あとで」「ちゃんと」のような言葉がイメージしにくい
- 周りの音や人の動きが気になって話に集中できない
- 一度に一つの指示なら理解できる
こんなふうに、お子さんを観察してみると、その子なりの「わかりやすい伝え方」が見えてくることがあります。
現状がわかれば、その子に合った関わり方や、次にできることも見えてきます。
私自身も、そうでした。
私も以前は、「もっと何かしてあげなくちゃ!」と思っていました。
でも今振り返ってみると、本当に必要だったのは、何かをしてあげることではありませんでした。
まずは、子供が今どんな状態なのかを知ること。
それがわかったとき、初めて「次に何をすればいいのか」が見えてきたように思います。
食事が関係していることもあります
言葉の発達には、発達の土台だけでなく、食事や栄養状態が影響している場合もあります。
私自身も、食事を見直したことで子供の様子が大きく変わった経験があります。
もちろん、すべてのお子さんに当てはまるわけではありません。
でも、「食」という視点を知っているだけでも、お子さんを理解するヒントになることがあります。
このテーマについては、とても大切な内容なので、別の記事で詳しくお伝えします。
一人で抱え込まないことも大切です
子どもの発達について悩んでいると、
「私が何とかしなくちゃ。」
と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
でも、一人で抱え込まなくても大丈夫です。
家庭で工夫しても困りごとが続くときは、小児科や発達外来、自治体の相談窓口、言語聴覚士さんなどに相談してみるのも一つの方法です。
相談は、診断を受けるためだけではありません。
お子さんに合った関わり方を、一緒に考えてもらうためでもあります。
一人で抱え込まないこと。
それは、お子さんのためでもあり、毎日頑張っているお父さん、お母さん自身のためでもあります。
まとめ
言葉の理解が難しい背景は、一人ひとり違います。
だからこそ、「どうしてできないの?」ではなく、
「この子は今、どんな状態なんだろう?」
という視点で、お子さんを見つめてみてください。
現状がわかれば、その子に合った関わり方や、次にできることも見えてきます。
今日からすべてを変える必要はありません。
まずは、お子さんを少しだけいつもより観察してみること。
その小さな一歩が、お子さんを理解することにつながり、親子にとってよりよい関わり方を見つけるきっかけになるかもしれません。
